WFP - World Food Programme

01/16/2026 | Press release | Archived content

アフリカ西部と中部の暴力と避難の拡大の中、人道支援削減が数百万人の飢餓を深刻化させている

【セネガル・ダカール】世界食糧計画(WFP)は、緊急の資金と行動がなければ、西部および中部アフリカの最も脆弱な人びとが今年も深刻な状況に直面すると警告しています。 同地域では2026年6月から8月ころの農作物の収穫期前、食料備蓄が底をつきやすくなる時期に、5,500万人が危機的もしくはそれ以上のレベルの飢餓に苦しむと見込まれています。 また1,300万人を超える子どもたちが、2026年に栄養不良に陥ると予測されています。

総合的食料安全保障フェーズ分類(IPC)の手法を用いた西部・中部アフリカ地域の食料安全保障に関する最新分析によると、今年は300万人以上が食料不安の緊急レベル(フェーズ4)に直面すると予測されています。これは2020年に記録した150万人の、2倍以上に相当します。 またナイジェリア、チャド、カメルーン、ニジェールの4か国が食料不安の77%を占めており、ナイジェリアのボルノ州では、約10年ぶりに1万5,000人が壊滅的な飢餓(IPCフェーズ5)の危険にさらされているとされています。

「不安定な状況下において、人道支援は状況を変え、安定をもたらす重要な力です」と、西部・中部アフリカ地域事務所のサラ・ロングフォード副代表は述べています。 「2025年の資金不足は、地域全体で飢餓と栄養不良をさらに深刻化させました。支援の必要性が実際の資金を上回るにつれ、若者たちが絶望に追い込まれるリスクも高まっています。暴走する飢餓がさらなる不安定化や避難、紛争を引き起こさないよう、危機に直面する地域社会を支援することが極めて重要です。

紛争の激化、住民の避難、経済の混乱という要因が重なり、この地域の飢餓を深刻化させてきましたが、人道支援の削減により、いまや地域社会は自力で対処できる限界を超えつつあります。

マリでは食料配給が減らされた地域で、2023年以降、急性飢餓(IPCフェーズ3以上)が64%増加した一方、十分な配給を受けた地域では34%減少しました。 治安が不安定な状態が続き、食料品を含む、主要都市への重要な補給路が寸断されており、最も脆弱な150万人が危機的な飢餓に直面すると見込まれています。 ナイジェリアでは昨年の資金不足により、WFPは栄養支援プログラムを縮小せざるを得ず、30万人以上の子どもに影響が及びました。その結果、北部のいくつかの州では栄養不良のレベルが「深刻」から「危機的」へと悪化しています。

現在の深刻な資金不足の見通しは、飢餓危機をさらに悪化させる恐れがあります。 カメルーンでは緊急の資金が確保されなければ、今後数週間で50万人以上の脆弱な人々が命を守る支援から切り離される危険にさらされています。 ナイジェリアでは、WFPが2月に支援できるのは7万2,000人にとどまり、2025年のリーンシーズンに130万人へ支援していた状況から大幅な縮小となります。

十分な資金が確保されれば、WFPはレジリエンス強化、社会的保護、予防的支援を通じて食料安全保障を改善する、明確な成果を継続的に上げてきました。 たとえばサヘル地域での土地改良事業では、1ドルの投資で最大30ドルの価値を生み出しています。 2018年以降、WFPと地域コミュニティは5か国で30万ヘクタールの農地を再生し、3,400以上の村で400万人を超える人々の生活を支えてきました。

この地域で展開しているWFPの各種プログラムは、インフラ整備、学校給食、栄養支援、能力強化、季節的な支援などを通じて、人びとが気候変動や治安リスクに対処し、地域経済を安定させ、支援への依存を減らすことに貢献してきました。

「将来世代に飢餓の連鎖を残さないために、2026年に大きな転換が必要です。各国政府とそのパートナーは、備え、予測的行動、レジリエンス強化への投資を拡大し、地域社会の力を高めなければなりません」とロングフォード副代表は述べています。

WFPは今後6か月間で命を守る人道支援を継続するために、4億5,300万ドル以上の緊急資金を必要としています。

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編集者向け注記:

西部・中部アフリカ地域の食料安全保障に関する最新の報告書はこちら
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世界食糧計画(WFP) は世界最大の人道支援機関であり、緊急時には命を救い、食料支援を通じて人々が紛争、災害、気候変動の影響から立ち直るための平和と安定、繁栄への道を築いています。

WFP - World Food Programme published this content on January 16, 2026, and is solely responsible for the information contained herein. Distributed via Public Technologies (PUBT), unedited and unaltered, on January 21, 2026 at 02:13 UTC. If you believe the information included in the content is inaccurate or outdated and requires editing or removal, please contact us at [email protected]