04/21/2026 | Press release | Distributed by Public on 04/21/2026 18:06
4月2日の配信開始直後からNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)入り、日本におけるNetflix週間TOP10(シリーズ)で3週連続1位を独走し、国内外で大きな注目を集めているNetflixシリーズ「九条の大罪」。これほどまでに本作が人々を惹きつける理由は、脚本や演技のみならず、画面の隅々にまで散りばめられた「圧倒的なこだわり」にある。そんな本作の魅力をさらに深掘りする「制作裏話&トリビア」を一挙大公開!
一度観ただけでは気づかなかった美術の細かな仕掛けや、制作陣が世界配信を見据えて仕掛けた驚きの演出プランなど、知ればもう一度最初から観直したくなるネタが満載。ブームを巻き起こしている「20日でパイ(釈放)」や「カンモク(完全黙秘)」といった中毒性の高い用語の解説とあわせて、ぜひ「九条の大罪」のディープな裏側を堪能してほしい。
《トリビア一覧》
九条法律事務所は墨田区にある設定。原作にも何度も出てくる屋上はロケハンも慎重に行われ、実際のロケ地は横浜となった。また、九条の事務所に関しては原作と異なり、原作では普通の雑居ビルの中の一室という設定だが、今回のドラマではもともとナイトパブだったところを居抜きで借りて事務所として使っているという設定になっている。
九条法律事務所の室内は緑山スタジオにあるセット。九条のデスクには、「九条グッズ」の鼻テープとミントタブレットが置かれていた。
九条法律事務所で、九条と烏丸がうな重を食べるシーンを撮影した日、実際に柳楽さんが、うなぎ弁当を差し入れ。
第1話では、原作第1巻にも出てくる「目玉焼きハンバーグ」が登場。フードコーディネーターは、はらゆうこさん。
烏丸は、普段はスーツを着用しているが、実家に帰るときは私服になることがあるという設定。毎回実家に持ってくる手土産にも要注目。
烏丸と薬師前が行きつけの町中華は、原作には登場しないドラマ版オリジナル。池田エライザは、薬師前の大食い設定に苦戦しながらも、食べながらのお芝居を順調に進めた。店内に飾られた大量のサインは、スタッフ渾身の美術品。このシーンへのこだわりとして、脚本を務めた根本ノンジは「食事のシーンって、やっぱり人間性が出るじゃないですか。いっぱい食べる人がいることによって、その生命力みたいなものを表現できたりするっていう」と振り返っており、それに対してTBS那須田プロデューサーも、「やっぱり、食べるシーンって、実写でやると、ものすごく食べている感じになるというか、原作を立体化するときに、食事のシーンって、その人の生活とか、実際に生きている感じを、すごく出しやすいところがあって。それはやっぱり、実写でやることの利点だと思っているんですよね」と明かしている。
壬生の自動車整備工場は、茂原の廃工場に、制作部が様々な車を入れて、自動車整備工場を作りこんだ。
犬飼役の田中俊介の刑務所シーンは、今も動いている立川拘置所で撮影。現場スタッフ全員が携帯を預け、トイレに行くときは職員の方に帯同頂き、様々な制限がある中で、撮影を承諾頂いた。
1話の冒頭の裁判所ロビーの撮影は、群馬県庁で撮影された。象徴的なテミス像はドラマ版オリジナルで、ロケ地のサイズに合うように美術部が作成。素材は発砲スチロールでできている。映像では見えないかもしれないが、蜘蛛の巣まで施されており、細部までこだわりぬいて作られている。
音尾琢真演じる嵐山刑事の娘、愛美の携帯のロック番号が壁に描かれているという部屋を、原作通り忠実に再現。美術部が毎日コツコツと手書きで数字を書き続け、無事に完成することができた。
流木法律事務所は、もともと何もない部屋に美術・装飾部が本や資料を大量に持ち込んで事務所を作っている。小さなテミス像が飾られているのも注目してほしい。
柳楽優弥、松村北斗のそれぞれの起用理由として、九条はそこにいるだけで、その人の深みや熱量が感じられるような人をイメージしていた中、柳楽はNetflix映画『浅草キッド』、烏丸はタイプは異なるが、やはり九条と同じように、黙って立っているだけでいろんなものを語れる人、だけど九条とは違うものが滲み出ている人をイメージしていた中、松村は連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』を見てキャスティングしたと那須田プロデューサーが明かしている。
壬生役の町田啓太が、おもちの刺青を含め、上半身全体に刺青を施すためにかかった時間は3時間超え。京極役のムロツヨシの全身刺青は4時間超。
壬生の背中に入っているおもちの刺青は、おもち役のごんすけをモデルとしている。おもちが異常にムロツヨシに懐いた。飼い主の壬生を演じる町田さんとも撮影裏では仲睦まじい様子も収められている。
現在京極を演じたムロツヨシについてSNSで『ダークムロ』というワードが誕生するほど普段のイメージとのギャップが話題となっているが、壬生を演じた町田啓太に関しても、今までのNetflix作品にない役どころが話題沸騰中。この役作りの為に町田は実際に15キロ増量している。
金本役は、原作内でのキャラクターが強すぎるが故に、キャスティングするのにはとても苦労した。映像作品でのお芝居経験はゼロだったが、コントで培われた芝居力とルックスで原田泰雅(ビスケットブラザーズ)に決定。原田は眼鏡を外すととても優しい目をしているため、怖さを演出するために、髪型を地毛でアフロ風にしている。ミヨコ役のマリーマリーえびちゃん(Netflixシリーズ「極悪女王」に本庄ゆかり/クレーン・ユウ役で出演)も原作通りの風貌に現場が盛り上がった。金本とミヨコのラブラブっぷりに終始笑いが絶えない撮影となった。
小山役のシソンヌ長谷川忍は、原作の見た目に近づけるため、髪をカット、またキャラクターの雰囲気を出すため、歯を白くする薬剤を付けて撮影に臨んだ。
ブラックサンダー(ブラサン)役はドーベルマンのニナ。ドライ中も撮影中も吠えることなく、ブラサンを演じ切った。原作では垂れ耳だったブラサンが、ドラマ版ではたち耳に。またドラマ版ではゴールドの首輪がトレードマークとなっている。見かけとは違い、優しい性格のブラサンは、すぐに現場のアイドルになった。
田中俊介演じる犬飼らが襲う車屋のオーナー、引き取り屋役としてチャンス大城さんが一瞬出演している。
黒崎煌代演じる曽我部が薬を届けるシーンに、「ラヴ上等」に出演していた鈴木ユリアが一瞬出演している。
曽我部が中年の男に覚醒剤を売るシーンでは、原作にもある「シャーラタンタンタン」という台詞がある。どのように表現されたかは、映像で楽しんでほしい。ちなみにこのセリフは、原作者真鍋昌平の『闇金ウシジマくん』13巻にも登場しており、このシーンが以前、ちいかわの作者ナガノが生んだ「ナガノクマ」と真鍋のSNS上でのイラスト合戦でも話題となっている。
「九条の大罪」に出てくる登場人物の名前は、京都の地名縛りとなっている。原作者の真鍋昌平先生が京都の読みづらい印象的な名前を中心に採用している。
本編に出てくる「パイ」「カンモク」などの刑事事件にまつわる用語が現在SNSでも話題となっている。「パイ」はドラマで描かれている、20日間の拘留を乗り切るシーンで出てくる「20日でパイになる」、「カンモク」は同じく勾留中に「完全黙秘」をすることを意味している。
制作にあたり、原作者・真鍋昌平からのリクエストは、"松田優作の『探偵物語』のようなユーモア"であった。そこから、脚本家・根本ノンジを起用し、ハードな裏社会ものに「クスッと笑える間」というエッセンスを追及していった。
本作ではあえて「法廷シーン」ほとんどなく「接見室」のシーンがメインとなっている。弁護士たちが専門用語を使って合理的に会話していく中で、どうしても抜け落ちていってしまうもの―"感情"の問題を描いている。
本編での「テロップ解説」をあえて行っていない。日本の法律・刑罰は特殊なため、文字で説明すると「日本人にしかわからないドラマ」になってしまうため、世界配信を意識し、説明ではなく「没入するための"間(ま)"」を贅沢に使うことで、世界中の視聴者が理解できる構成を目指した。
地上波のドラマでは尺の都合上カットせざるを得ない制約がある中、Netflixでやるからには、世界中の視聴者に楽しんでもらえるよう、視聴者が没入する準備のできる間尺も入れるなどトライを重ねていった。
型破りな九条と、正義を追う烏丸の正反対な弁護士の二人。現代社会の一角にあるアウトローの生態系のなかで、底辺で生きることにもがく弱者たちと、弱者を喰らう強者たち、そこに向き合う弁護士の世界を描き、現代社会の不都合な現実をえぐり出す、リアリティに溢れた法とモラルの極限クライムエンタテイメント、Netflixシリーズ「九条の大罪」は独占配信中。