07/31/2026 | Press release | Distributed by Public on 07/31/2026 02:55
2026年7月31日
2026年7月16日(木曜日)から29日(水曜日)、中国(成都)においてAPECデジタルウィークが開催されました。デジタルウィーク内では、7月23日(木曜日)にデジタルAI大臣会合(TELMIN12)が開催され、経済産業省からは渋谷大臣官房審議官(IT戦略担当)が出席しました。同会合では、APEC参加国・地域が参加し、情報通信分野に係る政策の諸課題等について議論を行い、成果文書として閣僚声明が採択されました。また、大臣会合に合わせて、7月24日(金曜日)及び25日(土曜日)に複数のハイレベルイベントが開催され、経済産業省から渋谷大臣官房審議官(IT戦略担当)が出席しました。
APECでの情報通信分野の大臣会合は、前年の韓国(仁川)での開催に引き続き、今年は中国(成都)で開催されました。
本会合では、中国が議長として設定した3つのテーマ(「(1)開発のためのデジタル及びAI技術の強化」、「(2)普遍的かつ有意義なデジタルコネクティビティの促進」及び「(3)デジタルインクルージョンとデジタルスキル向上の支援」)について議論が行われました。
渋谷審議官からは、デジタル包摂とデジタルスキル向上に関する議論において、日本が「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を理念に掲げ、障害者や高齢者を含む全ての人がデジタルの恩恵を享受できる社会の実現を目指していることを紹介しました。
その上で、AI時代に対応した人材育成に向け、デジタルスキル標準(DSS)の改訂や、50年以上の歴史を持つ情報処理技術者試験の運営などの取組を紹介しました。また、個人の継続的な学びを支援する「デジタル人材スキルプラットフォーム」の構築や、新たなデータマネジメント試験の創設を進めていることを説明しました。
さらに、急速な技術変化に対応するためには、生涯を通じて学び続ける環境の構築が重要であると指摘し、日本の知見や経験をAPEC参加エコノミーと共有しながら、アジア太平洋地域全体のデジタルスキル向上とAI時代の持続可能な成長に貢献していきたい旨を述べました。
閣僚間の議論の結果、本会合の成果として、閣僚声明が採択されました。
デジタルAI大臣会合に合わせて、7月24日(金曜日)及び25日(土曜日)に複数のハイレベルイベントが開催されました。
中国工業情報化部(MIIT)主催のハイレベル対話では、デジタル・AI技術による経済・社会の発展について議論が行われました。日本からは宮下中国日本商会副会長(日中経協北京所長)が登壇し、中国で活動する日系企業のDX・AI活用の取組や、イノベーション創出の重要性を紹介しました。
中国サイバースペース管理局(CAC)主催のAIハイレベルフォーラムでは、AIの安全な開発・利用やAIイノベーションの促進に向けた協力について議論が行われました。本会合の成果として、成果文書が採択されました。
中国国家データ局(NDA)主催のラウンドテーブルでは、データ利活用を通じた経済成長やデジタル包摂について議論が行われました。渋谷審議官からは、「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」や産業データ連携基盤「ウラノス・エコシステム」の取組を紹介しました。また、本会合の成果として議長声明が発表されました。
本会合の機会を捉え、渋谷審議官は、総務省の今川総務審議官とともに、米国政府関係者との会談を実施し、相手方と共有する政策上の課題等について対話を深めました。
商務情報政策局 国際室長 猪飼
担当者:西岡
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