06/26/2026 | Press release | Archived content
当社は、当社として初めてソフトウェアとハードウェアの開発と製造を完全内製した法人向けのDX清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を2026年7月1日より発売します。
近年、日本国内では労働力不足が深刻化しており、その有効な解決手段としてロボットの活用やAIの導入に関心が高まっています。政府は、とりわけ音声・動画・各種センサーを統合し現実世界を理解することで、物理的タスクを遂行する「フィジカルAI」と、その実装先としてAIロボットの導入を推進しています。世界のAIロボットの市場規模は2040年に約60兆円に達すると見込まれており、日本政府は米中に並ぶ第三極として3割超の市場シェアを獲得する方針※2です。
こうした中、当社は2020年にロボティクス事業に参入し、業務用清掃ロボットにおけるベンダーシェアは2023年から3年連続で1位※1を獲得しています。現在ではサービスロボットの累計導入社数は7,000社※3、累計出荷台数は25,000台を超え※4、ロボット事業における主要な企業に成長しています。また、2023年7月にはソフトウェアの内製化を目的に、ロボット開発を行うベンチャー企業のスマイルロボティクス株式会社(現:株式会社シンクロボ(以下、シンクロボ))の全株式を取得しグループ会社化しており、ロボットメーカーベンダーとしての自立を進めています。
今回発売する「JILBY」は、床面の集塵清掃を自動で行う法人向けのDX清掃ロボットです。アイリスグループのシンクロボが初めてソフトウェアの開発を手掛け、ハードウェアは自社の大連工場(中華人民共和国・遼寧省)で製造しています。これにより、当社はロボットメーカーベンダーとしての自立を果たし、製品の企画・開発・製造・販売にとどまらず、アフターサービスまでの一貫体制を実現します。この一貫体制を確立することで、サービスを提供する過程でユーザーから得られる意見などを製品開発に活かし、製品品質や供給・サービス体制をさらに強化していきます。
「JILBY」は、当社がサービスロボットの導入を通じて蓄積した知見を基に、使用時の課題を洗い出すことで、清掃完了後に自動で充電ステーションに帰還する自動充電機能や、清掃中の稼働音を抑えた静音モード、操作性・メンテナンス性の高い設計など、ユーザーの声を反映した機能や特長を搭載しています。さらに、NTT西日本グループが提供する「AIロボティクスプラットフォーム」※5と連携させることで、フィジカルAIを実現します。タブレットやスマートフォンなどの端末を通じて、ユーザーとロボット間のテキストや音声による双方向のコミュニケーションが可能になり、蓄積された清掃データなどを基にAIが学習し、最適な清掃ルートや頻度、時間帯などを「AIエージェント」が提案することで、清掃業務の効率化と最適化を実現します。
当社はロボットメーカーベンダーとして、ユーザー目線の製品開発とサービスの提供を行うことでロボットの社会実装を加速させ、労働力不足という社会課題の解決に一層貢献していきます。